キャラクター能力/プロフィール/種族(新旅暦)
Fantasy Hazard Reincarnaton revision 3
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種族 (新旅暦)
終戦暦から大きく状況が変わったのは西方と南方地域である。ヒューマン社会以外でも、エルフのメヌエラ氏族とニスティアート氏族、ピクシーの少女王の里、ライカンスロープの山岳都市ランデルトは状況と扱いが変わっている。
ヒューマン
リアスターグで最も繁栄している種族。元々リアスターグには人間しかいなかったので、絶対数が他種族より多いのは当然ではある。５つの地方それぞれに固有の民族が住んでいたが、現在は混血が進んでおり純粋な血を引いた者の方が少なくなっている。こうした事情から、異なる民族の外見的特徴が混ざり合っている者も、今は多数である。
リアスターグでは人々がどこの出身なのか？を見るために、よく瞳を見る。各地域の民族の特徴として、瞳の色は異なっているため、大まかな目安にはなるためだ。混血した場合、その限りではないとしても 瞳の色は その親やその前の代の民族的な特徴を示すのだから、そこから人々の系譜はある程度読み取れる。
ここから「自分の素性を知られないようにする様子」を「瞳を隠している」という風に表現するのが一般的になっている。
聖帝追悼戦後の変化についても簡単に挙げておく。特に西方と南方は大きく秩序が変わっているので、出身地として選ぶ場合は注意されたい。
チェレスト (東方)
- 髪：金
- 瞳：碧
- 肌：白
東方出身の民族。かつてリアスターグを全土支配した帝国が現在も統治する地域。全土支配時にリアスターグ全土に拡散した。このため、チェレストの血は全世界に広がっていった。この民族の特徴を持った人間は、全世界で普通に見かける。全世界に広がった中で民族的な特徴は弱まったが、東方では伝統を重んじる意識の強い性格が垣間見える。
東方はほぼ全域がディエル・レン・ティトス帝国の領土となっている。例外は、帝都に隣接する"槍の神殿"、魔術師の塔(古代語魔法の研究機関)を中心とする アールハス公国、エルフやホビットたちの住む地域ぐらいである。
聖帝追悼戦で"槍の神殿"は全壊したが、時間をかけて再建された。
ジヒト (北方)
- 髪：茶
- 瞳：黒
- 肌：浅黒
北方の砂漠の名を冠した民族。古来から砂漠に住む民族の末裔といわれる。照りつける砂漠の日差しに耐えるために、肌が黒っぽくなったといわれる。第一印象は寡黙そうに見えるが、実は意外に社交的な性格である。さらに色濃く古い血を残す人々も砂漠で暮らしており「砂弓の民」として知られている。
北方はカハシュ都市連合の勢力圏となっている。広い砂漠に覆われているため、他の勢力が手を広げることも無いに等しい。聖帝追悼戦では、ヘ=カハシュ・クアロシウス・ヴィシュが全壊、ゼハラ・エレンヴァースが半壊した。
フリーアムス (西方)
- 髪：銀
- 瞳：銀
- 肌：白
人知を超えた力を扱う技術を持っていたらしく、魔道大戦時、それを恐れた魔族により最優先で攻撃され、根絶やしにされた。だが、今もこの民族の特徴を持った子供が西方では生まれる。それはその家にとって吉凶様々なことが起きる前触れとされる。西方の人々はじっと困難に耐え忍びながら、辛抱強く過ごすことを苦にしない性格で知られている。
アウギューヴ (南方)
- 髪：金
- 瞳：金
- 肌：黒
陽気で社交的な性格の民族。金色の瞳が非常に印象的。この民族の血を引いた者は、かなりの高確率で金色の瞳を受け継ぐ。この特徴はヒューマンだけでなく、南方で生活をする亜人間種族全般に受け継がれている。
なお、南方には様々な少数民族が生活しており、独自の文化を保っている人々も多い。そうした中でも有名なのはファランズ族であるが、他にも存在が知られている民族がいてもおかしくない。
ガレイア (中央)
- 髪：黒
- 瞳：茶
- 肌：黄
生真面目で堅物の印象が強い民族。結界に長年閉ざされていた過去があり、そのせいか独自の文化を他の民族よりは色濃く残している。ガレイアの身体的特徴は、民族が混血したとき現れづらいことで知られる。このため何代か後になって、突然ガレイアの特徴をもった子供が生まれて騒ぎの原因になることはある。
中央地域には純血のガレイア民族が多数生活している。こうした純血のガレイアの人々は、どちらかというと保守的で、外部の者を排斥する傾向が強い。
ウィング
背中に翼を持ち、実際に飛行が可能な種族。この翼は背中に綺麗にたたむことも可能で、そうすると外見はヒューマンと殆ど変わらない。絶対数は決して多くないが、ヒューマンの大都市であれば、翼を広げた姿を見せてもさほど驚かれないぐらいには、その存在が知られている。
リッグキート (中央)
- 髪：金
- 瞳：碧
- 肌：白
中央の山岳地帯に作られた空中都市の名前であり、その都市出身のウィング民族の名前でもある。中央が結界に閉ざされていた時、この外見的特徴が、ヒューマン(ガレイア)とは大きく異なることから差別の対象になった。その差別から逃れるため、空を飛べなければたどり着くことも難しい山岳地帯に都市を築いた。
ガーランド戦役から年月を経て、現在はヒューマンたちとも和解しており、都市を訪れる者は誰であっても歓迎される。明るくて嘘のつけない性格は人々にも好まれている。
ウィングの社会出身のPCを作る場合は、必ずこの都市出身としなければならない。
ネハースリッグ (南方)
- 髪：黒
- 瞳：金
- 肌：浅黒
南方の山岳地帯に作られた空中都市と、その都市出身のウィング民族の名前。さらにその南方に広がる"時が凍る地"を監視しているといわれ、無謀にもそこに向かおうとする者を制止するため、常に山岳地帯を哨戒している。何かに向けて戦う準備をしているらしいが、その目的は謎である。外部の者が都市に入ることをあまり好まず、入れても最下層部に限定されるのが普通。
ネハースリッグのウィングは、南方の山岳地帯で見かけることはあるが、その他の地域にいる所は殆ど目撃されていない。もっとも、翼をたためばヒューマンと変わらない彼らだから、ヒューマンの振りをしながら各地を訪れていたとしても誰も気づかないだろう。
彼らの行動は新旅暦が始まってからも謎のままである。ビステム王国領で世界の存亡を賭けた激戦が繰り広げられていた時、それに並行して彼らが辺境山岳地域で何者かとやはり激戦を展開していたという噂が絶えないのである。
[[エルフ|キャラクター能力/プロフィール/種族(エルフ)
長身細身で細長い耳が特徴の美しい亜人間種族。非常に長命であり、寿命で死んだ者がまだ知られていない。森に根ざして生活をしており、逆に森から離れると生きていけないとされる。長い年月を生きるため、その時間間隔が他の種族とはかなり異なるところがある。
リアスターグでは、森が存在しない北方以外の各地域にエルフが暮らしている。地域ごとに異なる特徴を持っており、その家系を辿ると、各地域ごとに一人のエルフ女性の血を引いていることが分かる。この女性は最長老と呼ばれ、最長老が住む森を源森と呼ぶ。もちろん、エルフの森は源森だけではないが、世界でも良く知られている森が少なくとも４つはあるということになる。
４人の女性の名を取り、エルフたちの血統は「氏族」という単位で呼ばれている。エルフのPCを作る場合、必ずどの氏族の血を引いているのか決めなければならない。異氏族の血が混ざり合うこともあるが、その場合は母親の血統が必ず外見的特徴として引き継がれ、異氏族の特徴が混ざり合うことは無い。
フィオレンサラス氏族
東方のエルフたちの血統。最長老はエルファリア=フィオレンサラス。源森は"久緑の森"。最も古い血を引く氏族で、長い時の流れの中を、静かに暮らしてきた彼らには、どこか高貴な印象がある。
帝国建国当初から、エルファリアは"公"の称号を受けており、エルフたちは帝国領内でも自分たちの生活を邪魔されることなく暮らしてきた。称号の有無に関わらず、彼らはそうしたであろうが、真祖が法的な保証の意味でエルファリアに称号を贈っており、その礼に対し、代々の皇帝の即位式に必ずエルファリアも使いを送ってきた。真祖の葬礼に際しては本人が参列している。聖帝追悼戦が起きるまでは、公の場に姿を現したのは、この時だけであった。
メヌエラ氏族
西方のエルフたちの血統。最長老はリュシル=メヌエラ。源森は"銀輪の森"・・だったが、現在は焼失して復興作業中。
魔族の大侵攻により、エルフの森は完全に失われている(エルフたち自身は中央に集結しており、自分たちの森を守る余裕はなかった)。このため、西方のエルフたちは、森の復興のためにじっくりと時を過ごそうとしている。最長老リュシルは、西方にとどまっていたにもかかわらず、奇跡的に生き残っており、そのことがエルフたちの希望の源ともなっている。
キュールセルタ氏族
南方のエルフたちの血統。最長老はオーサレイス=キュールセルタ。
ニスティアート氏族
中央のエルフたちの血統。最長老はグレッサに代わり、レベッカ=ニスティアート。源森は"深淵の森"だったが、現在は焼失して復興作業中。
聖帝追悼戦において、南方と共に最大の激戦地となったのが"深淵の森"だった。それはこの森に精霊たちの力の源というべきものが安置されていたからだった。これは魔道大戦終結時に魔王を結界に閉じ込めるための最大の要だったのだが、結界が消えた後もそこに残されていた。ニスティアート氏族のエルフは、これを守るため閉鎖的になっており、実際 その中にあるもののことを知る者は、彼ら以外では、ほんの一握りだった。
聖帝追悼戦では、その「一握り」の中に含まれていた真祖ティトス１世の記憶が利用されて魔族にその存在が知れ、攻撃目標とされてしまった。これを守るためエルフたちは非常手段を用いて中央に集結し、総力を挙げて防衛に当たったが、善戦むなしく魔族の侵略を許し、力は暴走しかけた。最長老グレッサは自らの命と魂を捧げて、この力は抑え込まれ、悪用されないように次元を隔てた場へと転移した。
この戦いで"深淵の森"の大半は焼失したが、ニスティアート氏族の最大の責務は消え去ったため、以前のような閉鎖的な態度は取らなくなった。最長老には、グレッサの血を引き継いだ レベッカ=ニスティアートが就任している。
エルフをPCに選ぶ際、この氏族を選択することが可能になる。ただし、他のエルフに輪をかけて世間知らずなので、何かと周囲は苦労するかもしれない。
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最終更新時間：2007年02月06日 17時34分42秒