幻想世界リアスターグ/地理/東方

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  • 東方の国家
  • 東方の独立勢力
  • 東方の亜人間種族
  • 東方のヒューマン民族
  • 東方の地勢
  • 東方の歴史

東方地域

　東方はかつてリアスターグを全土支配していた帝国の支配下におかれる地域が大半となっている。主な国家などを先に挙げる。

東方の国家

ディエル・レン・ティトス帝国 (帝国)
アールハス公国 (魔術師の塔)

東方の独立勢力

槍の神殿 (ダスタム教団)

東方の亜人間種族

久緑の森 (エルフ・フィオレンサラス氏族)
緑園の里 (ホビット)

東方のヒューマン民族

　東方地域出身のヒューマン民族は"チェレスト"と呼ばれる。直毛の金髪・碧眼・白い肌の民族(現実世界の欧米人)で、リアスターグにおいては帝国の全土統治の折に、各地に血が拡散した。民族同士の混血が進んだのも、この全土統治がきっかけだった。このため、特にチェレストの特徴を持つ人は、リアスターグではどの地域でも見られる。

　性格的に、自分の意見をはっきりと口にする傾向があり、ともすればきつめの性格と思われることもある。気に入らないことがあれば、我慢せずに言うことも多く、そう思われることに拍車をかけているのかもしれない。だが、決して思いやりが無いわけではない。「何も言わなければ伝わらない」というのが彼らの持論なのである。

東方の地勢

　東方地域は東部山岳地帯と、西部平原地帯に大きく分かれる。

　東部山岳地帯は少々高地になるせいか、西部平野部に比べて平均的に気温が下がる。それでも帝都を擁する"槍の玉座 (やりのぎょくざ)"と呼ばれる山地周辺は、冬の寒さが多少厳しいにしても、夏はかなりの暑さとなる。この山地には"アウザ湖"という大きな湖があり、帝都や"槍の神殿"も その周辺に位置する。そこからさらに東に向かった辺境(＝東の果て)は、さらに険しい山岳地域となり、そのほとんどが常に雪で覆われた地域となる。この先を越えたという者は、いまだに現れていない。

　"アウザ湖"から西に流れる"ヴェゼリア河"とその無数の支流が、東方地域を縦横無尽に流れて肥沃な平原を形成していった。この西部平原地帯は より温暖な気候で、森林や草原など豊かな緑を育んでいる。また、この河を利用した水運が発達しており、東方の交通の中心ともなっている。
　この平原地帯にはヒューマン以外にエルフやホビットが生活している。東方地域のほぼ全土はディエル・レン・ティトス帝国領だが、東方エルフの最長老エルファリア=フィオレンサラスは東方に住む亜人間種族を代表して、便宜上"公"の称号を贈られており、帝国の統治から外れて自治を認められている。エルファリアの住む森は"久緑の森"の名で知られている。

　東方地域南東部は盆地のようになっていて、そこに深い森林地帯が存在する。その中にアールハス公国があるため、この森は"アールハスの森"と言い慣わされている。この森周辺の山地は様々な鉱石が掘り出せることでも知られている。

東方の歴史

　300年代以降は帝国の中心地として整備されていくが、この地が帝国の中心として選ばれたのは、勇者ティトスが東方出身だったためだった。帝国が建国されるまでは、都市国家が各地に分散した状態だったといわれるが、あまり当時の記録などは残っていない(別に帝国が記録を破棄した・・などということはなく、純粋に記録が残っていないのである)。

　"槍の玉座"という山の呼び方は、その山頂部分に"槍の神殿"があったことから付けられた名前で、300年代以前より そう呼ばれていた。帝国が建国されるまでは、他地域から東方を訪れる人々がいるとしたら、"槍の神殿"に向かうのが目的のダスタム信者ぐらいだった。
　フィオレンサラス氏族のエルフが、東方地域を居に定めたのも、あまり人間がいないことが理由だったとされる。その後、帝国が建国されることになるが、ティトス自らがフィオレンサラスの元に赴き、これから騒がしくなることをわざわざ謝罪している。

　帝国建国後は、押しも推されぬ世界の中心として、世界各地から人々が出入りするようになったのは言うまでも無い。400年の解放宣言以後も、東方だけは帝国の統治下に置かれて発展を続けた。

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