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セガによる かなり独特のリズムアクション。その雰囲気は笑わずにはいられない？

スペースチャンネル５

• スペースチャンネル５
  • "スペース"をつければ解決か？！

　"音楽ゲー" といわれるジャンルが世の中には存在します。その走りは、やはりコナミの「ビートマニア」を筆頭とする "ビーマニシリーズ" でしょう。正直、このWikiで取り上げるべきも、まずはそちらなのかもしれません。・・・が、敢えて私は このタイトルを御紹介します。

　このゲームはセガが発売したリズムアクションです。形式としては「十字キー(上下左右)」と２ボタンの組み合わせがお手本として流れるので、それを正確にトレースしていく・・というものになります。
　お手本の聞き違えさえなければ、一回で覚えられる程度のフレーズの連続ですから、頑張れば 先に進めます。・・・といいつつ、ボタンが６種類になると意外に覚え切れないことも多いのですが、そこはゲームですから〜。

　しかし、このゲームの突っ込みどころは、そんなリズムアクションではありません(何

"スペース"をつければ解決か？！

　時代は25世紀。人類が宇宙に飛び出して久しいようです。主人公は、シチョーリツ低迷にあえぐ スペース放送局 チャンネル５の新人リポーター うらら です。ここ最近、宇宙を騒がしている モロ星人を、彼女は体当たりで取材します。
　モロ星人は、突然 現れて、次々に 周囲の人間に光線を浴びせます。この光線を浴びた人間は、踊らずにはいられなくなるのです。とんでもない事件です。ところが、リポートにやってきた うららが、モロ星人と同じように踊ると、それでモロ星人を倒すことが出来、踊り狂う人々を救出することすら出来たのです。
　こうして、うららは事件をリポートしながら、華麗なステップで人々を救出し、シチョーリツをどんどん稼ぎつつ、事件の真相に迫っていきます。

　つか、プレイすれば分かると思いますが、うららの ユルさは半端じゃないです。
　さらにゲームを進めれば、ライバル局のリポーターも入り乱れて賑やかになっていきます。

　ゲーム的には巧くリズムに乗って、人々を助け出していければ、シチョーリツ(誤変換ではなく、これでゲーム的には正しいのです)が上がり、ミスをすれば下がるというシステムです。シチョーリツが０％になったらゲームオーバーです。
　ちなみに助け出した人々は、その後 うららの後をついて踊るバックダンサーになってくれるので、助ければ助けるだけ賑やかになっていきます。また、オプション画面では、助け出した人の一覧を確認でき、たまに彼らから手紙が届いたりするというギミックもあり、なかなか面白いです。

　面白いのですが・・・助け出した人の名前を見ると・・・「スペース観光客」「スペース小学生」「スペース作業員」などなど・・。どうやら、この世界では "スペース" を付ける法律でもあるようです(笑)。しかし、この見えない法はあらゆるところに浸透しているのです。
　いかにもセガ・・というわけか、ゲーム終盤で うららは まるでマイケル・ジャクソンにそっくりな「スペースマイケル」を救出します。そして、ライバル局のリポーターたちとも肩を並べて、この事件の黒幕と、うららは対決することになります。

　カルト的な人気を博したのか、DCが倒れた後、PS2で「パート2」が発売されました(これに合わせて前作もPS2で発売されています)。こちらは まさに続編です。もちろん、スペースマイケルも登場・・つか、殆ど主役と同じ扱いで活躍します(笑)。前作もそうですが、御本人のお声を収録して使っているらしいですしね。
　前作のシナリオをそのまま引継ぎ展開していくストーリーもさることながら、音楽のバリエーションも増えて、とてもノリの良い粒ぞろいの楽曲になっていますので、「１」を楽しめた方は、ぜひとも「パート2」もプレイしてみてください。